お皿の上がパッ！と豪華な印象になるコロッケ。お店によっては敬遠しがちな業務用コロッケですが、実はハイクオリティでおいしいものがたくさんあります。本記事では、おすすめの業務用コロッケの仕入先5選と、上手に揚げるコツもあわせてご紹介します。
業務用冷凍コロッケを使うメリット
業務用コロッケはおいしくて、しかも揚げるだけで完成するという手軽さから、飲食店にとってのメリットがたくさんあります。
業務用冷凍コロッケをお店に取り入れるか迷っている場合は、まずはメリットをチェックしていきましょう。
コロッケ作りの手間を省ける
ホクホクじゃがいものコロッケや、トロリと濃厚なクリームコロッケはとてもおいしいですが、その分調理工程もかかります。
じゃがいもを茹でて、皮をむいて潰して、炒めた具材とあわせてから成形してパン粉付けをして…クリームコロッケにいたっては、成形するために半冷蔵してからでないと難しい場合も。
コロッケをメインとしている飲食店であれば手作りの方が良さそうですが、「もう少しメニューにボリュームを出したい」「ミックスフライ定食に1種類増やしたい」という場合に、手軽にプラスできるのが業務用冷凍コロッケの大きなメリットの1つです。
必要な数だけ使える
お店で手作りのコロッケであれば、1日に作るコロッケの量が限られたり、余ってしまうと保存期間が気になったりするでしょう。
業務用冷凍コロッケであれば、必要な分だけ冷凍庫から取り出してサッと揚げるだけで完成です。少し多めに仕入れるようにすれば、品切れという事態も避けやすくなります。
お皿の上を華やかにしてくれる
フライ定食やハンバーグ、カレーにコロッケが1つのっているだけでお皿の上が華やかになり、お客さまも嬉しくなること間違いなしです。
口あたりがなめらかなクリームコロッケは豪華さを演出してくれ、かぼちゃコロッケや野菜コロッケ、トマトのラタトゥイユ風コロッケなどは彩りを良くしてくれます。
ボリュームもあるため、お腹いっぱい料理を楽しんでくれるでしょう。
業務用冷凍コロッケを使うデメリット
業務用の冷凍コロッケはメリットもありますがデメリットももちろんあります。
コロッケによっては、甘みを付けるための砂糖が強く感じられたり、冷凍焼けを起こして嫌な匂いがすることもあります。
実際に取り入れる前に、試食をしてみてお店やメニューにマッチしたコロッケなのか確認をしたり、冷凍焼けの原因となる長期冷凍を避けられるように仕入れ個数に注意しましょう。
また、飲食店やメニューによっては業務用コロッケだと気づくと少し残念に思うお客さまもいらっしゃるかもしれません。ただし、牛タンやカニ、北海道産じゃがいもを使用した手作りにも劣らない業務用コロッケは数多くあります。
「お客さまに業務用コロッケだと気付かれないように」というのは少しおかしいかもしれませんが、料理を召し上がるお客さまが満足のいくコロッケを上手に選んで取り入れてみるといいかもしれません。
業務用冷凍コロッケを上手に揚げる4つのコツ
「冷凍コロッケを揚げるのに失敗したことがある」「手軽とはいっても上手に揚げられない」と、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。また、油はねやコロッケの破裂は火傷を負ってしまいかねないため、未然に防ぎたいものです。
コロッケを揚げたときに失敗したことがある方、コロッケを破裂させずに揚げる方法を知りたい方は、業務用冷凍コロッケを上手に揚げる4つのコツを確認してみてください。
油の温度は180〜190℃
冷凍コロッケを揚げるときの最適な温度は、180〜190℃。油の温度が高すぎると、コロッケの中身に含まれる水分が急速に水蒸気に変わり、破裂の原因になります。油の温度が高温になりすぎないように注意しましょう。
衣がきつね色になって固くなってきたら、160〜170℃に下げてじっくり火を通すようにすると外はカリッと、中身はホクホクに仕上がります。
また、衣と中身の温度差でも破裂の原因になるため、冷凍コロッケは解凍せずに凍った状態のまま揚げるのがポイントです。
油はねの原因になる霜は取り除いておく
冷凍コロッケは、冷凍庫から取り出したときに霜がついている場合があります。
そのまま高温の油に入れてしまうと、霜が水蒸気に変わって油はねの原因になるため、できるだけ取り除いておきましょう。
多くても2〜3個ずつ揚げる
大量の冷凍コロッケを一度に揚げようと、たくさん油に入れてしまうと180〜190℃の最適な温度から急激に下がってしまいます。
揚げるまでに時間がかかってしまったり、衣がはがれやすくなったりで失敗の原因に。
フライヤーの大きさにもよりますが、2〜3個ずつ入れて温度を保ちながら揚げるようにすると綺麗な揚げあがりになります。
衣が固まるまで触らない
冷凍コロッケの揚がり具合を確認するために、箸でつついたり上下をひっくり返したりしたくなります。
しかし衣がまだ柔らかい状態で触ってしまうと、衣に傷がついたり破けたりしやすく、それが破裂の原因になってしまうのです。
コロッケの表面がきつね色に変わって、衣が固まったことが目視で確認できるまでは、なるべく触らないように注意しましょう。
飲食店の仕入れにもおすすめ！業務用冷凍コロッケの仕入れ先5選
業務用冷凍コロッケには、実はたくさんの種類があります。ポテトタイプのオーソドックスなものから、ビーフシチューコロッケと珍しいもの、リッチなクリームタイプのものまで。
ここからは、厳選したおすすめの業務用冷凍コロッケの仕入れ先を5つ紹介していきます。
こだわりがギュッと詰まったコロッケばかりなので、飲食店やメニューに最適なものがきっと見つかるはずです。
大栄食品株式会社 -要望に応えられる柔軟性、豊富なラインナップ-
- 飛騨牛コロッケ：飛騨の高原で丹念に育てられた飛騨牛と、北の大地で育てられたじゃがいもが最高にマッチしたコロッケ。外はサクッと、中はホクホク。
- カニクリームコロッケ：こだわりの牛乳をたっぷり使用し、洋食店の味を再現したトロリと美味しいコロッケ。独自の技術で、揚げている最中に破裂しにくい加工がされています。
- トマトチーズコロッケ：ほっくりとしたポテトの中に、完熟トマトとナチュラルチーズを包んだコロッケ。
大栄食品株式会社は、飛騨牛商品や業務用商品の開発、製造をおこなう食品メーカーです。
年齢・性別・地域性により異なる好みや個性にも応えられる柔軟性と、豊富なラインナップが魅力です。
飛騨牛関連のコロッケは飛騨牛コロッケと、うま塩牛タンコロッケの2種類があります。
飛騨牛コロッケは、ホクホクとしたじゃがいもと飛騨牛のうまみが最高にマッチ。うま塩牛タンコロッケは厳選した牛タンと、瀬戸のほんじおでうまみが引き出されたコロッケです。
揚げている途中に破裂しやすいカニクリームコロッケですが、大栄食品が提供するのは破裂しにくい独自の加工技術で、取り扱いやすい一品です。トロリと濃厚なおいしさも実現しています。
そのほかにも、冷めてもおいしいコロッケや昔なつかしいコロッケなどが仕入れられます。
高級感のあるコロッケ、少しめずらしいコロッケを仕入れたい場合は、大栄食品株式会社がおすすめです。
大栄食品株式会社｜飛騨牛コロッケ、串かつなどの業務用加工品、冷凍食品の製造メーカー
株式会社ジェフダ -プロクオリティのおいしいコロッケ-
- ミートコロッケ：豚肉のうまみと甘みを活かした肉コロッケ。
- 野菜コロッケ：新鮮な野菜で仕上げたコロッケ。動物性油脂を加えているので、うまみも感じられる。
- カレーコロッケ：ほくほくとしたじゃがいもが嬉しい、しっかりめに味がきいた薄衣タイプのコロッケ。
株式会社ジェフダは、コロッケをはじめ調味料や穀物加工品、畜産加工品、デザート・製菓など約1,000にものぼるアイテムを開発している食品メーカーです。あらゆるユーザーニーズに合った品質と価格の商品を提供しています。
ミートコロッケは、豚肉のうまみと甘みを感じられるオーソドックスでおいしいコロッケ。肉コロッケは、飛騨牛コロッケや牛肉コロッケ（オーストラリア産牛肉）なども仕入れられます。
野菜コロッケは、グリーンピースやにんじん、コーンの入った断面が色鮮やかなコロッケです。動物性の油脂も加えられているため、コクやうまみも感じられます。
そのほかにも、コーンコロッケ、かぼちゃコロッケ、ポテトコロッケなどの野菜シリーズや、破裂しにくいクリーミーコロッケ、カニコロッケなど豊富なラインナップが魅力です。
プロ仕様のおいしくて高品質なコロッケを仕入れたい場合は、株式会社ジェフダがおすすめです。
株式会社 味のちぬや -冷めてもおいしいコロッケの仕入れはちぬや-
- さめてもおいしいシリーズ：冷めてもサクサク感が持続する衣を使用。肉じゃがコロッケやかぼちゃコロッケなど、全5種類。
- さくっと！シリーズ：さっくり衣のコロッケ。牛肉コロッケや野菜コロッケなど全5種類。
- むかしのコロッケシリーズ：ちぬやの看板シリーズ。ハニーコーンコロッケや国産鶏肉が入ったコロッケなど全8種類。
株式会社味のちぬやは創業以来、冷凍食品に特化した商品を製造・販売している食品メーカー。食の安全性を重視し健康志向な方が増えている時代に、安心安全で高品質な商品を提供できるよう、製造環境を整えている信頼できる仕入先です。
さめてもおいしいシリーズのコロッケは、冷めてもサクサク感が持続する衣を使っています。具だくさん肉じゃがをコロッケにした肉じゃがコロッケや、たっぷり野菜の野菜コロッケなど食べごたえがあり、お弁当用にも最適なシリーズです。
さくっと！シリーズのコロッケはサックサクの衣が楽しい、揚げたてで提供したいシリーズです。旨じゃがコロッケ（カレー）は20種類以上のスパイスとソテーオニオンで深みのある味わいコロッケ、旨じゃがコロッケ（肉じゃが）は白だしとかつお風味調味料でうまみあふれるコロッケです。
王道のおいしいコロッケを仕入れたい場合は、株式会社味のちぬやがおすすめです。
味のちぬや｜コロッケ・かき揚げ・メンチカツ・串カツなど冷凍食品の製造販売メーカー｜冷凍食品｜味のちぬやグループ
株式会社ヤヨイサンフーズ -30種類以上から仕入れたいコロッケが、きっと見つかる-
- 北海道産男爵のコロッケシリーズ：男爵いもの限定コロッケシリーズ。牛肉・野菜・カレーの全3種類。
- ビーフシチューコロッケ：ミルポワ（香味野菜のペースト）に赤ワインを加えたデミグラスの深みのある味わい。ビーフシチュー仕立てでメイン料理にもなる一品。
- シルキーデリシリーズ：俵型でコロッとかわいいけど、クリーミーで存在感のあるコロッケ。駿河湾産桜海老、国産紅ずわいがに、北海道産コーンなどリッチな印象のコロッケ。
株式会社ヤヨイサンフーズは業務用冷凍食品を製造・販売する食品メーカー。安心・安全を最優先にしながらも、コロッケだけでも30種類以上と豊富なラインナップが魅力です。
ビーフシチューコロッケは、牛肉・じゃがいも・にんじんのゴロッと感、香味野菜と赤ワインで深みのあるデミグラスの高級感があるメインにもなるコロッケです。そのほか、国産ごぼうと牛肉入り和風コロッケやすき焼きコロッケなどもおすすめです。
シルキーデリシリーズはクリームタイプで、なめらかな口溶けのベシャメルソースを使用。
駿河湾産桜海老、国産紅ずわいがになど、リッチで存在感のあるコロッケです。
そのほかにも、ハートのコロッケ（さつまいもとじゃがいも）、星のコロッケ（卵・入成分不使用）などお子さまメニューにも使えるコロッケや、オーソドックスなポテトコロッケも豊富に取り揃えています。
30種類以上の豊富な種類から選びたい、存在感のあるリッチなコロッケを仕入れたい場合は株式会社ヤヨイサンフーズがおすすめです。
株式会社モリタン -北海道産の素材をふんだんに使用した、贅沢なコロッケ-
- 北海道ジャガごろコロッケ：ゴロッとじゃがいも、ホクホク感がたまらないコロッケ。牛肉・野菜・肉じゃが・バター男爵の全4種類。
- きたあかりの道産牛コロッケ：口当たりが柔らかで、なめらかな食感が特徴の「きたあかり」を使用したコロッケ。甘みとうまみがギュッと詰まっています。
- 道産トマトのクリームコロッケ：北海道産トマトを使用したクリーミーなコロッケ。
北海道に拠点を構える株式会社モリタンは、コロッケに使用される高品質なじゃがいもや、パン粉（小麦）など、北海道産の素材を使用して商品を製造・販売しています。
特に、パン粉は北海道産小麦100％、防腐剤不使用の自家製生パン粉をその日に使う分だけ作るというこだわりようです。
きたあかりの道産牛コロッケは、黄色の果肉が美しい「きたあかり」をふんだんに使用したコロッケ。ボリュームがありながら、優しい甘みが特徴で大人から子どもまで楽しめるコロッケです。
道産トマトのクリームコロッケは、トマトを使用した少しめずらしいクリームコロッケ。トマトのやわらかい酸味がアクセントに。
北海道産の素材を贅沢に使用した、こだわりのコロッケを仕入れたい場合は、株式会社モリタンがおすすめです。
業務用冷凍コロッケをうまく利用して、効率よくおいしい一皿を提供しよう
業務用冷凍コロッケに抵抗があったり、あえて取り入れてこなかったりした飲食店も少なくないでしょう。しかし、味はもちろんのこと、品質から素材までこだわりや想いの詰まったコロッケばかりです。
業務用コロッケは、仕入れてしまえば適切な方法で揚げるだけでサクッとおいしいコロッケが出来上がります。コロッケを作る手間をカットして、効率よくお店の営業ができるようになるかもしれません。
業務用冷凍コロッケをうまく利用して、効率よくおいしい一皿を提供しましょう。
