パン仕入先おすすめ5選|メリット・デメリットや選び方のポイントを解説!

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パン(ブレッド)の種類

パン(ブレッド)の種類は、仕入れパンと自家製パンに大別できます。自家製パンは、お店でパンづくり用の小麦を中心とした副原料を仕入れて、オーブンで焼き上げることで提供が可能となります。パン(ブレッド)はバリエーションも豊富で、様々な組み合わせができるため、自家製パンでお店オリジナルのパン(ブレッド)を提供することができます。

仕入れパンは、常温パンと冷凍パンの2つに大別することができます。常温パンの場合、パン卸から比較的近い場所であれば配送が可能で、パンを大量に提供したい場合や催事でパンを提供するには便利です。冷凍パンの場合、消費期限が長いため在庫管理も簡単でロスが少ない在庫管理を可能とします。

パン(ブレッド)は主食として提供されるケースとパン(ブレッド)自体を販売するために提供されるケースがありますが、パン(ブレッド)を主食として提供するケースであれば、在庫管理や大量発注が可能な仕入れパンがオススメです。

パン(ブレッド)の原料・作り方

パン(ブレッド)の主な原料は、小麦粉と酵母、砂糖、塩、水です。酵母はパンを膨らませるためには欠かせない原料です。パン生地中の「糖分」を栄養分としていて、水分に触れることによって活動を開始します。パンづくりで使用する主な酵母は、「イースト」と「天然酵母」がありますが、どちらも温度にはデリケートなので、原則的に冷蔵で保管します。

主原料だけで作られたパンはシンプルなパンになるため、リッチで深みのあるパンをつくるためには副原料が必要です。バターやマーガリンのような油脂や乳製品、卵、その他様々な副原料を使うことでいろいろなパンを作ることができます。

パン(ブレッド)の太さと選び方

世界各国には多種多様なパンがあります。その土地の風土や生活に合った特色をもった様々なパンがありますが、その中でも日本に馴染みがあり仕入れることができるパンを紹介します。

名称地域特徴
バゲットフランス・ハードタイプのパンの代表
・こんがり焼けていて香ばしい
・大小の気泡がありボリュームがある
クロワッサンフランス・三日月形
・たっぷりのバターやマーガリンを使用
・パイ生地のような食感
パン・ド・カンパーニュフランス・「田舎のパン」という意味
・手作り感のある素朴な風味
・食事に合わせるパン
フォカッチャイタリア・ピザの原型といわれる円形
・オリーブオイルが練りこまれている
グリッシーニイタリア・細長いスティック状
・あっさりとした塩味
・クラッカーのような食感
ライ麦パンドイツ・ドイツを代表するパン
・しっとりと重たい
・独特の酸味
プレッツェルドイツ・アルカリ溶液に漬けて焼き上げる
・表面が赤褐色
・塩味とカリカリとした食感
スコーンイギリス・ベーキングパウダーを使用
・スコットランドに古くから伝わるパン
イングリッシュマフィンイギリス・噛み応えがある食感
・吸水率が高くしっかりとした生地
食パンアメリカ・主食として食べられる
・山型食パンと角食パンが一般的
ロールパンアメリカ・バターや卵を生地に練りこむ
・バターの含有量に基準がある
ベーグルアメリカ・ドーナツ型
・焼き直前に生地をゆでる
・独特のもちもちした食感
惣菜パン/菓子パン日本・アンパン
・カレーパン
・メロンパン など

パン(ブレッド)の仕入・発注方法

パン(ブレッド)の仕入先は「業務用専門卸業者」です。自家製パンの場合は、小麦を中心とした副原料を仕入れ、お店で製パンすることになるでしょう。パン生地をつくるためのミキサーやパンを焼き上げるためのオーブンが必要になります。

卸業者により最低発注ロットが決まっていますから、ロット単位で仕入れることになります。発注方法には電話・FAX注文、インターネット注文などがあります。昔ながらの卸業者は電話やFAXにしか対応していないところもあるかもしれませんが、管理しやすさ、発注しやすさで考えるなら、インターネット注文がおすすめです。

パン(ブレッド)仕入れのメリット・デメリット

仕入れパンと自家製パンには、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
仕入れ・製パンに時間がかからない
・パンが手に入りやすい
・大量発注が可能
■常温パンの場合
・仕入れコストが若干高い
・消費期限が短い
■冷凍パンの場合
・香りや風味が落ちる
自家製(オリジナル)・仕入れコストが抑えられる
・オリジナルの商品開発がしやすい
・ミキサーやオーブンなどの設備費や維持コストがかかる
・設備に場所をとる
・製パンに時間と手間がかかる
パン(ブレッド)仕入れのメリットデメリット

仕入れパンはできあがった麺がそのまま届くため、製パンに時間や手間がかかりません。お店でパンを作るためには、パン生地を作るためのミキサーやパンを焼き上げるためのオーブンが必要です。パン作りに必要な設備は導入するにも維持するにもお金がかかりますし、置き場所も必要です。パン(ブレッド)を提供する目的にもよりますが、パン(ブレッド)を主食として提供するケースであれば、仕入れパンを使うことによりロスの少ない在庫管理と大量発注が可能になるため便利です。

自家製パンと異なりお店独自のオリジナル商品を開発するのは難しそうに感じますが、最近ではOEM(製麺所に、自店用のオリジナル麺を作ってもらうこと)に対応した業務用卸業者もあります。まずは業務用卸業者に希望するパン(ブレッド)について相談してみることをオススメします。主食であるパンは様々なシーンで提供されているため、その目的ごとに自家製パンを作るか、仕入れパンを仕入れるかを判断することにより、お店の目的に合ったパン(ブレッド)を提供することができるでしょう。

パン(ブレッド)仕入先のおすすめ5選

サンワローラン株式会社

・パン業務用卸専門

・無料サンプル提供(要配送料)

・全国配送可能、取引実績全国2,000ヵ件以上

大手チェーン店を中心に取引実績2,000ヵ所以上という実績が裏付ける信頼があるパン業務用卸専門業者です。新商品の開発や商品のリニューアルにも積極的に相談にのってくれる頼もしい業者です。

詳細はこちら:業務用パン・焼き菓子・調理パンの卸専門店のサンワローラン (sanwaroland.co.jp)

取扱商品/種類食パン/フランスパン/ドッグ/ローフ/バンズ/パニーニ/クロワッサン/ベーグル/フォカッチャ/ロールパン/菓子パン/トルティーヤ/ナン
サンプル取り寄せあり
小ロット対応要問い合わせ
発送期間要問い合わせ

鳴門屋製パン株式会社

・大阪を中心とした物流体制

・すべてのパンを包装した上で出荷

・昭和9年創業の伝統

創業の地大阪に根付いた老舗パン洋菓子店。副原料を全国から取り寄せ幅広い商品開発に力を入れています。すべて手作りで生産しており、人の手でしか表現できないパンを提供しています。

詳細はこちら:鳴門屋製パン株式会社 | Narutoya

取扱商品/種類菓子パン/食パン/惣菜パン/サンドイッチ
サンプル取り寄せなし
小ロット対応なし
発送期間要問い合わせ

株式会社カメリヤ

・自社配送に加え、全国発送対応可能

・店舗ごとにオリジナルのOEMに対応

・アレルギーに考慮した健康パンを提供

お客様の希望・要望を叶えるオーダーメイドのパンを作り続けています。昨今では冷蔵冷凍技術を研究すると共に、自社配送と全国発送により地元愛知のみならず全国への対応を可能としています。

詳細はこちら:愛知県名古屋の業務用パン・卸専門の株式会社カメリヤ (camelia.co.jp)

取扱商品/種類クロワッサン/各種デニッシュ/各種ブレッド/食パン/ライ麦パン/ロールパン/バケット/惣菜パン/菓子パン/ロールパン/バンズ
サンプル取り寄せあり
小ロット対応要問い合わせ
発送期間要問い合わせ

株式会社進々堂

・プロ専用の「焼成後冷凍パン」を提供

・高品質なパンを大量供給

・保管方法やリベイク方法、提供方法まで細かくサポート

焼成後冷凍パンは、冷凍生地や成型後冷凍パンのように発酵過程が必要なく、必要なときに必要な分だけを提供することができます。焼成後の冷凍パンを解凍、リベイクするだけでプロが作ったパンを品質を保ったまま提供できるためオススメです。

詳細はこちら:業務用パン | 進々堂 (shinshindo.jp)

取扱商品/種類バケット/カンパーニュ/ロールパン/バンズ/クロワッサン/食パン/ライ麦パン
サンプル取り寄せあり
小ロット対応あり(2ケース以上)
発送期間2~4営業日

株式会社三景屋

・地域密着大阪を中心に配送

・乳化剤や防腐剤不使用

・酵母由来の香りと甘みをもった無添加パン

大阪の業務用パン製造販売会社で、大阪を中心に配送をしています。味の強い副原料がたくさん入ったパンではなく、酵母由来の香りと甘みのある飽きの来ない無添加のパンにこだわって提供しています。

詳細はこちら:株式会社 三景屋|大阪市西区の業務用パン専門 (mikageya-pan.com)

取扱商品/種類食パン/ドッグ/ロールパン/クロワッサン/ライ麦パン/レーズンパン/デニッシュ/バケット/バンズ/ベーグル/ピタパン/ベーグル/スコーン
サンプル取り寄せなし
小ロット対応あり(要問い合わせ)
発送期間要問い合わせ

パン仕入先の選び方、ポイント5つ

業務用専門卸業者を選ぶときは、次のようなポイントをチェックしましょう。

1.最小ロット数と発送期間、配送可能エリア

パン(ブレッド)の業務用専門卸業者は、地域密着の会社と全国発送対応可能な会社の2つに大別できます。お店のエリアが配送可能エリアかをまずは確認しましょう。次に最小ロットは少なければ少ないほど、在庫の管理はしやすくなります。特にパン(ブレッド)は消費期限が短いため、開業前や開業したばかりのどのくらいの期間に何食出るのかがわからないときは在庫管理が難しくなります。小ロット対応で、発送期間の短い業務用卸専門業者を選ぶことをオススメします。

2.サンプルの有無

お店の目的やお店の希望に合ったパン(ブレッド)を探すためには、いくつものパン(ブレッド)を試す必要があります。サンプル提供のない業務用卸専門業者やサンプルを有償で提供している業務用卸専門業者を選ぶと商品開発コストがふくらんでしまいます。

3.取扱商品の種類

パン(ブレッド)は数えきれないほどの種類があります。仕入れパンでも常温パンか冷凍パンか、冷凍パンの中でも冷凍パン生地か、成型後冷凍パン生地か、焼成後冷凍パンを選択しる必要があります。お店の目的や提供する量によってどの種類を選べばいいかが変わるため、業務用卸専門業者の配送方法や出荷商品について確認しましょう。自分が取り扱いたいパン(ブレッド)の状態とマッチする特徴をもった業務用卸専門業者を見つけることをおすすめします。

4.OEMに対応しているか

パン(ブレッド)は副原料を変えることにより、無限に新商品を開発することができます。OEM(オリジナル)を使えば、副原料を変えることにより簡単にお店オリジナルのパン(ブレッド)を開発することができるでしょう。自家製パンに比べ、商品開発は簡単で競合店との差別化も計れ、お店で製パンをするよりも手間がかかりません。

5.Web注文ができるか

麺を電話やFAXで注文する方が発注しやすい、という方もいるでしょう。しかし、Web注文なら製麺所の営業時間を気にしなくて済みますし、注文の管理もしやすいのでおすすめです。

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