飲み会もいいけど、お家飲みでワインをゆっくり楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。ワインを楽しむには、おつまみがなければワインの魅力を最大に引き出すことはできません。本記事では「おつまみを作るのが大変」と感じる方にもおすすめの、ワインにぴったりな簡単おつまみレシピを10選ご紹介しています。人気のチーズや本格的な肉料理まで幅広く紹介しているため最後までチェックしてみてください。
ワインにぴったり!おつまみレシピ10選をご紹介
ワインのおつまみを決めるときには、ペアリング(組み合わせ)を考えると、最高に合うおつまみが見つけやすいです。
お肉には赤ワイン、チーズや白身魚には白ワインなど組み合わの定番を考えるとイメージがわきやすいですが、定番ばかりにとらわれすぎるのもよくありません。
「家にあるワインとこの食材では合わないかも」と心配な方にもわかりやすいように、おつまみにマッチするワインも説明しながら”ワインに合うおつまみレシピ”をご紹介しています。
スーパーに売っている身近な食材をメインにした簡単レシピから本格的なレシピまで幅広く、家飲みにもパーティーにもおすすめのレシピばかりなので、ぜひ作ってみてください。
ワインに合うおつまみ!家飲みにもぴったりな簡単レシピ
「ワインを飲みいけど、手の込んだおつまみは作れない!」という方にぴったりなレシピを3品ご紹介します。
クラッカーやバゲットを使うので、片手で気軽に食べられるのもおすすめポイント。
簡単なのにとてもおいしいので、ホームパーティーにも最適です。
コンビーフで簡単リエット風
手間のかかるリエットですが、コンビーフを使えば簡単にリエット風のおつまみができます。
ロゼワインや、ライトボディの赤ワインと相性抜群です。
【 材料(2人分) 】
- コンビーフ缶:1/2缶
 - じゃがいも:1個(100g)
 - 玉ねぎ:1/8個
 - にんにく:1片
 - 顆粒コンソメ:大さじ½
 - ローリエ:1枚
 - タイムまたはナツメグ:適量
 - 牛乳:大さじ1
 - 塩コショウ:適量
 - オリーブオイル:大さじ1
 - クラッカー:適量
 
【 作り方 】
- じゃがいもを8等分に小さめに切る。玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
 - フライパンにオリーブオイルとにんにくをいれて、良い香りがするまで中火で加熱する。香りがしてきたら、玉ねぎを入れて透き通るまで炒める。
 - じゃがいもと、コンソメ、ローリエ、タイムまたはナツメグを入れて、じゃがいもが浸るくらいの水を入れて煮る。
 - じゃがいもが柔らかくなって、水分が減ったらローリエを取り除く。
 - じゃがいもをつぶしてコンビーフを加える。牛乳を加えてクラッカーにのせやすいかたさに調整する。
 - 塩コショウで味を整え、ココット(器)に入れる。クラッカーをそえて完成。
 
相性抜群!アボカドと生ハムのブルスケッタ
混ぜるだけの簡単おつまみです。
バゲットがない場合は、生ハムに包んで食べるのもお手軽でおすすめです。
フルーティーな風味の白ワインやロゼワイン、重すぎないライトボディの赤ワインとマッチします。
【 材料(2人分) 】
- アボカド:1/2個
 - カマンベールチーズ:2切れ
 - 生ハム:50g
 - バゲット:4枚
 - オリーブオイル:小さじ1
 - 塩コショウ:適量
 
【 作り方 】
- アボカドの種を取って皮をむき、6等分くらいに切る。
 - バゲットを、焦げ目が軽くつくくらいまで焼く。
 - ボウルにアボカドとカマンベールチーズを入れ、食感が残るくらい粗めにつぶし、オリーブオイルと塩コショウを適量入れる。
 - バゲットに生ハムと3をのせて完成。
 
超簡単!じゃがいものガレット
そば粉で作るガレットもおいしいですが、少し手間がかかります。
じゃがいものガレットは材料の数が少なめで、しっかりワインに合うおつまみです。
トロピカルな味わいの、甘みのある白ワインとバターの香ばしさが最高にマッチします。
【 材料(2人分) 】
- じゃがいも:2個
 - 塩:小さじ1
 - サラダ油:大さじ1
 - バター:10g
 - 塩コショウ:適量
 
【 作り方 】
- じゃがいもを目の細かいスライサーなどで千切りにする。
 - 1のじゃがいもに塩を揉み込んで、余分な水分を絞り出す。
 - 火にかける前に、サラダ油をひき、じゃがいもを厚さ1cmに均等に広げる。
 - 中火でひにかけ、フライパンが暖かくなったら弱火にしてヘラなどで上から押さえながら10分焼く。
 - 上下をひっくり返し、さらに10分焼く。
 - バター5gをガレットのまわりにちぎって入れ、2〜3分焼く。
 - 上下をひっくり返し、残りのバターを入れ2〜3分焼く。
 - 焦げ目がついたら、お皿に移して完成。
 
ワインに合うおつまみ!簡単サラダレシピ
ワインに合うのは、こってりとした料理やおつまみだけではありません。
ワインにマッチする食材や調味料を選べば、サラダだってワインの立派なおつまみに。
簡単なのに、ヘルシーでおいしいおつまみサラダを2品ご紹介します。
にんにく香るたっぷりキノコとベーコンのサラダ
にんにくが香る、きのこたっぷりのサラダはヘルシーですが、ワインのおつまみにもぴったりです。
バルサミコソースをかけているので、ライトボディの赤ワインとマッチします。バルサミコソースがない場合は、かけなくてもおいしく食べられるためご安心ください。
バルサミコソースなしの場合は、少し酸味が強めの白ワインやロゼワインとマッチします。
【 材料(2人分) 】
- えのき:1袋
 - まいたけ:1/2袋
 - ベーコンブロック:50g
 - レタス:1/2玉
 - にんにく:1片
 - オリーブオイル:大さじ3
 - 塩コショウ:適量
 - パセリ:適量
 - バルサミコソース:適量
 
【 作り方 】
- レタスを洗ってちぎり、水に浸しておく。
 - えのきの石づきを取り、まいたけを小房に分ける。
 - ベーコンを好みの厚さに切る。
 - フライパンにオリーブオイルとにんにくをいれて、良い香りがするまで中火で加熱する。香りがしてきたら、ベーコンを加え焦げ目がつくまで焼く。
 - えのきとまいたけを入れて、しんなりするまで焼き塩コショウを入れて味を整える。
 - レタスを器に盛り、その上に5をのせる。
 - バルサミコソースとパセリを適量かけて完成。
 
海老&アボカドのご褒美サラダ
海老とアボカドのうまみたっぷりのサラダです。ヘルシーでありながらコクもあるので、食べごたえのあるおつまみです。
見た目も華やかなのでパーティーや、友達を呼んでお家飲みにも最適な一品。
フルーティーな辛口のロゼワインで味が引き締まり、最高のペアリングを楽しめます。
【 材料(2人分) 】
- アボカド:1玉
 - ブロッコリー:1/2房
 - 卵:2個
 - ゆでたむき海老:10尾
 - レモン汁またはお酢:大さじ1
 - 砂糖:大さじ1/2
 - マヨネーズ:大さじ2
 - しょうゆ:適量
 
【 作り方 】
- 卵を好みのかたさになるように、10〜12分ゆでる。
 - ブロッコリーを小房に分けてゆでる。
 - ボウルにレモン汁、砂糖、マヨネーズ、しょうゆを入れ混ぜる。
 - アボカドを1.5〜2cmくらいの食べやすい大きさに切り、3のボウルに入れる。
 - ブロッコリーとゆでたむき海老、食べやすい大きさに切った卵を4のボウルに入れて混ぜる。
 - 塩コショウやしょうゆを入れて味を調整し、お皿に盛って完成。
 
ワインに合うおつまみ!お供に最高のチーズのアレンジ
ワインとチーズが最高に合うのは、誰もが知っている事実。
そのままのチーズをワインと合わせるのももちろんいいですが、簡単にアレンジしてペアリングを楽しみましょう。
火を使わず、簡単に作れるチーズのおつまみレシピを2品ご紹介します。
のせるだけ!カマンベールのはちみつナッツ
濃厚なカマンベールチーズとナッツはちみつで、デザート感覚で楽しめる簡単なおつまみの完成です。
あまり熟成していないチーズの場合は、フルーティーな白ワインやスパークリングワイン、熟成したチーズの場合は、ワインも熟成された芳醇な香りの白ワインやまろやかな口当たりの赤ワインとマッチします。
【 材料(2人分) 】
- カマンベールチーズ:1箱
 - ミックスナッツ:大さじ2
 - はちみつ:適量
 
【 作り方 】
- カマンベールチーズに4等分の切り込みを入れお皿にのせる。
 - ナッツの大きいものは半分に割る。
 - ミックスナッツをカマンベールチーズの上にのせ、はちみつを好きなだけかけて完成。
 
はちみつでご紹介しましたが、メープルシロップをかけてもおいしいです。
カマンベールチーズをブルーチーズに変えたり、フランスパンやドライフルーツをそえたり、アレンジがしやすいレシピなのでいろいろな食材で楽しんでみるのもおすすめです。
バジルが香るカプレーゼ
切って盛り付けるだけなのに、立派なワインのおつまみに。
トマト、チーズ、バジルとワインの相性は最高なのでおすすめです。
フルーティーな白ワインや、ロゼワインと最高にマッチします。
【 材料(2人分) 】
- トマト:1個
 - モッツアレラチーズ:1個
 - オリーブオイル:大さじ2
 - レモン汁:小さじ1
 - 塩:適量
 - 粗挽きブラックペッパー:適量
 - 乾燥バジル:適量
 
【 作り方 】
- トマトを半分に切り、1〜1.5cm幅にスライスする。
 - モッツァレラチーズの水気を軽くキッチンペーパーで拭き取る。
 - モッツァレラチーズをトマトと同じくらいの薄さにスライスする。
 - トマトとモッツァレラチーズを交互に並べてお皿に盛りつける。
 - オリーブオイルに塩、粗挽きブラックペッパー、乾燥バジル、レモン汁を入れてよく混ぜ、4の上にまわしかけて完成。
 
乾燥バジルでご紹介しましたが、生バジルがあれば本格的なカプレーゼを楽しめます。
また、ソースの代わりに市販のバジルソースを使えばさらに簡単にカプレーゼを作れます。
ワインに合うおつまみ!おすすめの本格レシピ
お手軽レシピをメインに紹介してきましたが「本格的なワインのおつまみレシピも知りたい!」という方に向けて3品ご紹介します。
手間ひまかかるレシピもありますが、深みとコクのあるおつまみと、ワインが絶妙にマッチしてマリアージュを楽しめるはず。
特別な日に、ワインをめいいっぱい楽しみたい夜に、おすすめのレシピです。
ホロホロのビーフシチュー
濃厚なデミグラスソースは、ミディアムボディやフルボディの赤ワインと相性抜群の組み合わせです。
少し手間はかかりますが、本格的な料理とワインを楽しんでみてください。
【 材料(2人分) 】
- 牛肉:500g (バラやモモ肉)
 - 塩コショウ:適量
 - コンソメキューブ:2個
 - 水:200ml
 - デミグラスソース:200ml
 - サラダ油:適量
 
《 煮込み用 》
- 玉ねぎ:1/2個
 - にんじん:1/2本
 - セロリ:1/2本
 - トマトジュース:200ml
 - ローリエ:1枚
 
《 付け合わせ 》
- ブロッコリー:お好み
 - にんじん:お好み
 
【 作り方 】
- 玉ねぎ、セロリを3cm幅、にんじんは1cmの厚さのいちょう切りに切る。
 - 牛肉を5〜6cm大に切り、上下両面に塩コショウを適量ふりかけ下味をつける。
 - フライパンに油を引いて中火で熱し、各面にしっかりと焼色をつける。
 - 焼色がついたら火を止めて肉を取り出し、フライパンに赤ワインを入れて油やうまみを赤ワインにふくませる。
 - 油の引いた鍋を強めの中火で熱し、1の玉ねぎを入れて塩をひとつまみ入れて焦げないように炒める。
 - 玉ねぎが透き通ってきたら中火にし、にんじんとセロリを入れて野菜にツヤがでるまで炒める。
 - トマトジュースと4の赤ワインを鍋に入れ、水分を飛ばすように加熱し、水分量が半分になるまで煮込む。
 - デミグラスソースと水、コンソメキューブを入れひと煮立ちさせる。アクが出てきたら取り除き、弱火にして2時間ほど煮込む。
 - 肉を取り除き、野菜とソースをこし器に上げておたまでつぶしながらこす。こし器がない場合はザルなどで代用しましょう。
 - 牛肉をソースに戻し、1時間以上おいて味を落ち着かせる。
 - 食べる前に温めて、ブロッコリーやにんじんなどお好みの野菜をそえて完成。
 
しっとりやわらかローストポーク
りんごのすりおろしに肉を漬け込んで、柔らかローストポークに。
りんごがない場合、玉ねぎのすりおろしでも代用できます。
重めの白ワイン、ロゼワイン、重すぎないミディアムボディの赤ワインとマッチするので、お家にあるワインに合わせやすい料理です。
【 材料(2人分) 】
- 豚肩ロース:500g
 - りんご:1/2個
 - 玉ねぎ:1個
 - にんにく:1片
 - オリーブオイル:大さじ2
 - 塩コショウ:適量
 - 乾燥ローズマリーやタイム:小さじ1ずつ(なくても可)
 
《 ソース用 》
- しょうゆ:大さじ4
 - みりん:大さじ3
 - 砂糖:大さじ1
 - レモン汁大さじ1
 - しょうがチューブ:2〜3cm
 
【 作り方 】
- りんごをすりおろしておく。
 - 豚肩ロースに塩コショウをすり込み、ローズマリーやタイムもすり込む。
 - 2をタコ糸で巻き、形が崩れないようにしておく。
 - ジッパー付きの保存袋に、肉とすりおろしたりんごを入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。
 - 調理する30〜1時間前に冷蔵庫からだし、常温に戻しておく。つけダレはソースに使うのでとっておく。
 - にんにくを薄切りにし、玉ねぎを縦に6等分にする。
 - フライパンにオリーブオイルとにんにくをいれて、良い香りがするまで中火で加熱する。
 - 豚肉と玉ねぎを入れ、蓋をして1分半加熱し焼き色を付ける。各面を同じように焼色をつける。にんにくが焦げそうになっていたら豚肉の上にのせておく。
 - 弱火で豚肉の広い面を下にして5分、裏返して5分焼く。竹串を刺して肉汁が出てきたら焼き上がった証拠。
 - 5でとっておいたつけダレを、肉を焼いたフライパンに入れ、しょうゆ・みりん・砂糖・レモン汁・しょうがチューブを入れ強めの中火で焦げないように煮詰める。
 - 肉を食べやすい薄さにカットし、お皿に肉と玉ねぎを盛って、ソースをかけて完成。
 
レモンクリームの酸味がさわやか!チキンステーキ
ステーキですが、ソースにレモン汁を使っていてさわやかな風味なので、さっぱり食べられます。
柑橘系の香りがする白ワインに最適です。
【 材料(2人分) 】
- 鶏もも肉:2枚
 - レモン汁:大さじ1
 - オリーブオイル: 大さじ1
 - 塩コショウ:適量
 - 中華ペースト: 小さじ1/3
 - パセリ:適量
 
《 ソース用 》
- 生クリーム: 60ml
 - レモン汁: 大さじ2
 - 中華ペースト: 小さじ1/4
 - 砂糖: 小さじ1
 
【 作り方 】
- 鶏もも肉の分厚いところを切り開き、厚みを均等にする。皮目にフォークで穴を開けて塩コショウをなじませる。
 - レモン汁大さじ1、オリーブオイル、塩、中華ペーストを混ぜてポリ袋に入れ、鶏肉を入れて揉み込み、10分以上置く。
 - フライパンにオリーブオイルをいれて中火で熱し、皮目から焼色をつけるように焼く。裏面も焼いて火が通ったら器に盛る。
 - 肉を焼いたフライパンにレモン汁大さじ1、生クリーム、中華ペースト、砂糖をいれ、温めるように弱火で加熱する。
 - 3に4のソースをかけて、パセリをふりかけたら完成。
 
ワインにぴったりのおつまみで、家飲みを楽しんでみて
ワインの魅力を最大に引き出してくれるのが、ワインに合わせるおつまみです。
家飲みやホームパーティにもぴったりな、おつまみのおすすめレシピを10個ご紹介しました。
作るのが難しそうなイメージのおつまみですが、身近な食材で簡単に作れることに気づいたのではないでしょうか。
ワインに最適なおつまみを作って、家飲みを最高に楽しんでみてください。