焼き鳥店の人気メニュー「シロ」。豚の大腸を開いて串に刺し、カリッと焼き上げたお酒のおつまみにおすすめのメニューです。この記事では、味や食感、カロリーや栄養素などシロの特徴や、ほかのホルモンとの違いも分かりやすく解説しています。高評価を得ているホルモン屋さんの商品や、焼き鳥専門店御用達のおいしいお取り寄せ商品も紹介しているので、お家でシロを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
豚なのに焼き鳥?「シロ」とは
焼き鳥の「シロ」とは豚の大腸、つまりホルモンです。見た目が白いことから「シロ」と呼ばれるようになったといわれています。
「焼き鳥」といってもお店では牛や豚のメニューを取りそろえていることが多く、シロもそのひとつ。トロトロとした脂と、噛むほどうまみがあふれ出す皮が魅力です。
牛にも大腸はありますが、シロではなく「シマチョウ」と呼ばれることが多いため区別がつきやすいでしょう。
シロはあっさりとした脂とリーズナブルな価格であることから、ホルモンの中でも人気メニューだといえます。
焼き鳥「シロ」の歴史
「焼き鳥って鶏肉だけじゃないの?」と思われる方も少なくないでしょう。鶏肉のメニューが多いものの、焼き鳥の長い歴史のなかで牛や豚の肉、さらには内臓肉まで「焼き鳥」の仲間入りをしました。
焼き鳥の原型は江戸時代にできていたといわれており、鶏肉を串に刺して調理をし、串から外して提供していたようです。
屋台が流行り、焼き鳥を串に刺したまま販売したところ、大好評だったため串に刺さった鶏料理が「焼き鳥」として定着しました。
明治維新後、焼き鳥が普及するようになり、貧しさから牛や豚の内臓肉も多く食べられるようになりました。
豚を焼いた料理は「やきとん」と呼ばれていました。しかし、串に刺しタレをつけて焼いたところ、焼き鳥と見た目が変わらなかったことから串に肉を刺して焼く料理を総称して「焼き鳥」と呼ぶようになったようです。
焼き鳥「シロ」の味と食感
シロは、甘みのあるトロトロとした脂、カリッと香ばしい皮、2つの食感が一度に楽しめます。噛みしめるほどシロのうまみが口いっぱいに広がり、食べごたえがあるのも特徴。
たっぷりついている脂は意外にもあっさりとしていて、牛のホルモンよりも食べやすく、シロそのものの味は淡白なのでタレや辛味噌と相性抜群です。
シロは豚の大腸なので、臭いが心配という方もいるのではないでしょうか。においに敏感な方やお店によっては臭みが気になることがあるかもしれません。
しかし、下処理を丁寧にしているお店が多く、臭みが気になることは少ないため安心して食べられるでしょう。
焼き鳥「シロ」のカロリーと栄養素
シロのカロリーは、100gあたり179kcalです。シマチョウ(牛の大腸)は150kcalと、シロの方が高カロリーのため、健康思考の方は避けがちなメニューかもしれません。
しかし、シロは健康や美容に大切な栄養素を多く含んでいます。
《 シロに含まれる栄養素 》
・ビタミンB群(特にB12)
・ビタミンA
・亜鉛
・鉄分
シロは、豚バラや豚もも肉などの精肉部分よりも、ビタミンを多く含んでいるのが特徴です。
ビタミンB群はエネルギー代謝を助け、疲労回復の効果が期待できます。特に「赤いビタミン」と呼ばれるビタミンB12を多く含み、血液を作る作用があるため貧血にも効果的です。
また、ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、抗酸化作用もあることからアンチエイジングにも嬉しい効果があります。
そのほかにも、亜鉛はタンパク質の合成や新陳代謝を活発にしたり、鉄分は酸素を全身に運び運動能力や学習能力を上げたりと、健康的な生活に不可欠な栄養素です。
高カロリーだからと敬遠するのではなく、食べ過ぎには気をつけながら健康な体づくりのためにもおいしく栄養をとるようにすると良いでしょう。
焼き鳥「シロ」と仲間の串メニューもおすすめ!
シロは焼き鳥店で人気のメニューですが、シロ以外にもおすすめの腸に関するホルモンメニューを紹介します。
同じホルモンでも直腸や小腸などの部位、牛か豚かでもおいしさにも違いがあるので早速チェックしていきましょう。
テッポウ
「テッポウ」は、豚の直腸です。切り開いたときの形が鉄砲に似ていることから名付けられました。
豚の腸のなかで特においしいといわれている部位で、一頭からとれる量が少ないため希少価値の高い内臓肉として知られています。
シロよりも肉厚で強い弾力があり、脂も多いのでインパクトのある濃厚さが特徴です。
噛むほどに、脂のうまみがぎゅっとあふれ出てくる食感が楽しい串メニューです。
ヒモ
「ヒモ」は豚の小腸で、「ホソ」とも呼ばれています。シロよりも薄くて細長く、脂もあまりのっていません。
食感は硬めでコリコリとしており、焼き鳥よりもモツ煮込みや炒め物で食べることの多い部位です。
シロコロ
「シロコロ」は、実は「シロ」と同じ豚の大腸です。
切り開かれているシロに対し、シロコロは大腸の外側についている脂を内側になるように裏返してカットされており、切り方によって呼び名が変わります。
焼くと膨らんでコロコロとした見た目になることから「シロコロ」と呼ばれるようになりました。
プリッとした食感と、甘みが強く感じられるのが特徴です。
マルチョウ
「マルチョウ」は牛の小腸です。シマチョウ(牛の大腸)よりも、脂がたっぷりとのっています。
牛の小腸は外側に脂がついているため脂が内側になるように裏返し、カットした小さい筒状のまま焼きます。ころっと丸い状態で食べることから、マルチョウと呼ばれています。
皮が程よく焦げ、脂が皮からはみ出てきたら食べごろです。表面はカリッと、噛めばプリッとあふれる脂がたまりません。噛めばグニグニと弾力のある食感が楽しいメニュー。
シロよりも脂が多く、濃厚な味わいが特徴です。マルチョウもビタミンB12を多く含み、栄養豊富ですが、100gあたり268kcalと高カロリーなため食べ過ぎには注意しましょう。
シマチョウ
「シマチョウ」は牛の大腸です。表面に縞模様があることから、シマチョウと呼ばれています。
脂が片面にしかついていないので、ほどよいジューシーさで、弾力のある食感から食べやすい串メニューともいえます。
脂が片面にしかついていないので、食べやすい串メニューです。マルチョウよりも肉厚で、しっかりとした弾力を楽しめます。
シロと同じ大腸ですが、シマチョウのほうが脂が少ないのが特徴です。
焼き鳥「シロ」をお家で楽しみたい!おすすめのお取り寄せ品3選
これから紹介するお取り寄せ品は、高評価な商品から、焼き鳥専門店も御用達の商品までさまざま。
お店でシロを食べるのはもちろんおいしいですが、お家でもおいしいシロを楽しめます。
手軽にシロを食べたい!焼き鳥といえば「シロ串」
冷凍のままフライパンやグリルで焼くだけで、簡単に焼き鳥店の味を楽しめます。
フライパンで焼く場合はお酒をいれてフタをした後、中火でじっくりと蒸し焼きに。中に火が通ったら、フタを取ってカリッと焼き色がついたら完成です。
好きな本数だけ取り出して食べられるので、ちょっとした夕飯のおかずにも、お酒のおつまみにも最適。
新鮮なシロを、熟練の職人が一本ずつ手作りしたこだわりのシロ串で、焼き鳥店や鳥専門も御用達のプロ仕様の本格焼き鳥です。
大人数の焼き鳥パーティで楽しむにも、ひとりでしっぽりと呑むときにもお供として間違いない商品です。
ホルモン屋がお届けする新鮮な「シロ」を自宅で
「亀有ホルモン太一」という東京都葛飾区亀有にあるホルモン屋が届けてくれるシロは、注文を受けてからカットし、すぐに冷凍・発送してくれるため鮮度抜群。
「できるだけお店で提供するお肉に近づけたい!」という思いから、注文を受けてからカット・加工するスタイルにこだわっています。
《 商品の口コミ 》
美味しかった!!臭みも全くなく、お店で食べるホルモンが家で食べられるなんて!
ホルモン好きの主人も喜んでいました。
出典:楽天市場
自宅で本格的なホルモン屋さんが味わえて、おすすめです!
出典:楽天市場
美味しかった!!臭みもなく、この味を家庭で食べられるのは本当に嬉しい!
出典:楽天市場
お店はもちろん、商品の口コミもよく、購入者は本格的なホルモンをお家で楽しんでいるようです。
串には刺さっていないため解凍後に串に刺してから調理、もしくはそのままフライパンやグリルで焼いたり、バーベキューで炭焼きにして食べたりするのも良いでしょう。
雲仙きわみ豚「シロとヒモ(小腸)のミックス」
柔らかさがありながら身に締まりのあるデュロック種と、筋繊維が細かく丁度よい歯ざわりのバークシャー種のかけ合わせであるうまみの強い雲仙きわみ豚は、長崎雲仙のブランド豚です。
大自然で生まれ、良質な水・空気・飼料と200日以上の期間じっくり丁寧に育てられています。
高品質な雲仙きわみ豚からとれる新鮮なシロとヒモのミックスは、串に刺しても良し、炒め物にも良しの商品です。
《 商品の口コミ 》
しっかりコリコリした食感で美味しかったです
出典:楽天市場
大腸小腸ミックスなので、炒めものとか良いかも。
ホルモン焼美味しい!と家族に好評でした。
出典:楽天市場
ホルモンの脂は少し苦手だけど、コリコリ感を楽しみたいという方にもおすすめの商品です。
【楽天市場】雲仙きわみ豚 国産豚大腸小腸MIX 1kg (200g×5P) 長崎県産 豚肉内臓 豚肉 国産豚:ニュー・クイック 楽天市場店
焼き鳥「シロ」はお酒のおつまみにおすすめ!
豚の大腸「シロ」は、甘みのあるトロトロぷるぷるとした脂、カリッと香ばしく弾力のある皮がやみつきになる串メニューです。
濃厚な味わいは、お酒のおつまみに最高におすすめです。
なかなかお店に行けない、お家でもシロを楽しみたい方は、お取り寄せ商品を購入してみる
のもいかがでしょうか。
タレや味噌の味付けは、ご飯とも相性抜群なので夜ご飯のおかずとしても取り入れてみてください。