ダルムって何?豚なのに焼き鳥といわれる理由やおいしいお店、通販を紹介

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久留米のご当地グルメである「ダルム」は、豚のホルモン(もつ)を串焼きにした焼き鳥メニューのひとつ。独特な味わいながらも、皮はカリッと中はジュワッと、噛めば噛むほどおいしさが広がる一品です。本記事ではダルムの歴史やおいしいお店、通販をご紹介します。

豚なのに焼き鳥?ダルムとは

ダルムとは「豚のホルモン(もつ)」、つまり豚の大腸のことで、福岡県久留米市の焼き鳥屋では古くから愛されているメニューです。

串焼きで塩やタレで味付けをされていることがほとんどですが、おろしポン酢やジャポネソース(玉ねぎとにんにくのソース)などのさっぱりした味付けや、唐揚げにしてガッツリ食べられるメニューとして提供しているお店もあります。

ダルムの歴史

第二次世界大戦後の久留米は、タイヤ産業で栄えました。

体力を使う仕事、日々の生活も苦しいなかで「安くても、体力のつくおいしいものを」という思いから豚のホルモンを、焼鳥のように調理して提供したのが始まりといわれています。

ではなぜホルモンではなく「ダルム」と呼ばれるようになったのかというと、当時お客さまとして来店した医学生が、ドイツ語で腸を表す「ダルム」という言葉で注文をしたのが由来だとされています。

ダルムの味

ダルムは、皮がパリッと香ばしく、プルプルの脂肪部分を噛みしめるとジュワッとうまみが広がります。

ダルム特有のにおいがあるため、好き嫌いが分かれやすい味でもありますが、一度クセになると虜になってしまう味わいです。

ダルムは臭いって本当?

ダルムは豚の大腸、便の通り道のためどれだけ綺麗に洗って下処理をしていても、臭いが残っていることがあります。

「その独特さもふくめておいしい!」と感じるのは、昔からダルムを食べ慣れている久留米の人だからかもしれません。

宮城県や大阪府など、豚のホルモンを好んで食べる県ももちろんあります。しかし、福岡県内でも久留米以外の地域や、隣接する佐賀県や大分県でほとんどダルムが食べられていないのは、その臭いが大きな理由の1つだと考えられるでしょう。

自宅で調理するときはにおい対策を

スーパーでダルムを購入してきて自宅で楽しむ場合は、下処理をしっかり行ってから調理することをおすすめします。

ダルムのにおいは、不要な脂肪や汚れが残ったままになっていることが主な原因です。

スーパーなどでもつやダルムを購入すると、下処理をしたことを示す「ボイル済み」と表記があったり、書かれていなくても最低限の下処理をされたりしたものが販売されています。

しかし、おいしく食べるための下処理が不十分な場合が多いため、ダルムの臭みとりをしましょう。少し面倒かもしれませんが、決して難しくはないので、おいしく食べるための一手間をかけてみてください。

《ダルムの臭みを取る方法》

・塩と水でもみ洗いをする

ザルまたはボウルにダルムを入れて、多めの塩を振りかけたらしっかりもみ洗いをしましょう。

ダルムに残っている臭いや汚れ、ぬめりも一緒に取り除けます。

もみ洗いができたら、流水できれいに洗い流してください。

・牛乳に漬け込む

ボウルにダルムを入れて、しっかり浸るまで牛乳をいれてから30分〜1時間ダルムを漬け込みます。十分な時間がたったら、流水できれいに洗い流しましょう。

牛乳には、たんぱく質や脂肪の粒子が存在しており、表面にいろいろな物質を吸着しやすい性質があります。ダルムの臭いの原因が牛乳に移ることで、ダルム自体の臭いが軽減されます。

牛乳に漬け込む方法はダルムのほかにも、ニンニクや魚、レバーなどさまざまな臭み消しにも利用されています。

・小麦粉をもみ込む

ダルムを流水で軽く洗い流してから、たっぷりの小麦粉をまぶして揉み込みます。小麦粉に匂いが移ることで、ダルムの匂いを軽減させられます。

十分にもみ込んだら、流水できれいに洗い流してください。

・下茹でする

しっかりと匂いを消したい場合は、下茹でがおすすめです。しょうがやにんにく、ネギの青い部分を入れて下茹ですると、さらに効果的です。

5分下茹でしたら、一度ダルムをザルに上げて再度5分下茹ですることで臭みは大きく軽減されます。ただし、ダルムの風味やうまみが落ちやすくなってしまうということは心得ておきましょう。

また、下茹でをするとダルムの臭いが部屋に充満してしまうため、窓を全開にして換気扇は強でつけておくことをおすすめします。

おいしいダルムが食べられるお店3選

ちょっとクセのあるダルムを、おいしく食べられる人気なお店を3つ厳選しました。

久留米の飲食店で本格的なダルムのおいしさを、ぜひ堪能してみてください。

焼鳥 ダルム屋

焼鳥 ダルム屋

西鉄久留米駅より徒歩13分の焼鳥ダルム屋では、腕利きの職人が焼き上げる”究極のダルム”を楽しめます。外はパリパリ、中はトロトロジューシーで牛ホルモンとはまた違ったおいしさが詰まっています。

ダルムは独特の臭みがあることで有名なため、初めて食べる人は抵抗があるかもしれません。しかし、焼鳥ダルム屋は特殊な水と、独自の製法で極限まで臭みを消しているので安心して食べられるでしょう。

《口コミ》

味付けがジャポネやタレ・塩など選択肢がたくさんで、塩で注文。

臭みもなく柔らかくて表面カリカリで美味しい^_^

出典:食べログ

臭みがまったくなくて、身がふわふわして

食べやすくて美味しい

出典:食べログ

名前の通り【上ダルム】も臭み少なく苦手な私でも美味しく食べれました!

出典:食べログ

焼鳥 ダルム屋 – 焼鳥居酒屋

焼とり 鉄砲

焼とり 鉄砲

昭和54年創業の焼とり鉄砲は、「巻物串」発祥の歴史あるお店です。

丁寧な下処理で、独特のダルム臭さは感じにくくカリカリ、ジューシーなダルムを味わえます。

味付けが濃い目にされているため、ビールや焼酎との相性バッチリ。

リーズナブルで、午前1時までの営業時間のため久留米の夜を存分に楽しめるでしょう。

《口コミ》

ダルムは何度か食べたことがありますが、これまでで一番美味しいダルムです。

出典:食べログ

「ダルム」とは豚の腸のことですが、臭みやクセがないのは丁寧な仕込みがあってこそなのでしょう。

炭火の焦げた香ばしさとじゅわっとあふれるしつこすぎない脂加減がいいですね。

タマネギがわずかに挟まれていますが、この量が味、食感ともに絶妙なバランスです。

出典:食べログ

初めて食べるダルムはカリカリジューシー。それでいて脂臭さがなく、丁寧な仕事ぶりが伺える。何本でも手が伸びてしまいそうなクセになる美味さ。その他、豚バラや正肉等の定番部位も頼んだがやはりダルムの印象勝ち。

出典:食べログ

焼き鳥鉄砲 本店 – 焼とり鉄砲

焼とり弁慶

焼とり弁慶

久留米駅から徒歩10分の焼とり弁慶は、大人気の焼き鳥専門店です。

どの串もボリューム満点でありながら、リーズナブルな価格、そしてどの料理もおいしいのが人気の理由。

ダルムも大きめのカットで、外はカリッと、中はプリッとジューシーなうまみを味わえます。カウンター席だと焼いている様子を眺めることができ、料理のおいしさもお店の空間も楽しめます。

予約は4名からのため、来店人数が少ない場合は早めにお店に向かって待っておくと良いでしょう。

《口コミ》

ダルムは内蔵らしい味わいが強いが決して臭みがあるわけでなく、柔らかくていい感じ。

出典:食べログ

久留米ならではの一本、ホルモンです。独特の脂身が塩味で引き締まります。軟らかい食感で噛むごとに旨味が広がりますね。

出典:食べログ

ダルムは初めて食べたが、ようはホルモン(大腸)で、

表面はカリッと、中から脂がじゅわっと。

油揚げのような食感。

出典:食べログ

焼とり弁慶 – 久留米/焼き鳥 | 食べログ

ダルムをお家で食べたい!おすすめ通販商品3選

「ダルムを食べてみたいけど、久留米にはなかなか行けない…」という場合は、通販で購入してお家で楽しんでみてください。

鍋や焼鳥で食べるものから、手軽なおやつまでさまざまな商品があります。

煮込みにおすすめ「ダルム」

ダルム

牛もつの代わりにダルムを使用した「ダルム鍋」は、調理もしやすくおすすめです。

もつ鍋のスープの素、キャベツ、ニラ、ごぼう、豆腐、にんにく、唐辛子と少ない具材ででき、ダルムが100gで280円と低価格で購入できるのが嬉しいポイントです。

【楽天市場】ダルム:ホルモン市場牛王

久留米の焼鳥ダルム屋の味を自宅で「鶏皮ぐるぐる巻き」

鶏皮ぐるぐる巻き

鶏皮ぐるぐる巻きは、福岡でも有名なご当地グルメですが、ダルムのぐるぐる巻きも負けず劣らずです。

カリカリ感がおいしい鶏皮に比べて、ダルムは表面がカリッと、噛みしめるとジュワッとうまみが飛び出してきます。

焼くだけで簡単、脂っこくなく食べやすいので何本も手が伸びてしまうおいしさです。

バーベキューや家族・友人とのイベントにも大活躍するでしょう。

【楽天市場】【ふるさと納税】1度食べたらやみつき! 焼鳥 串 鶏皮ぐるぐる巻き

手軽なおつまみ、おやつに「ダルムチップス」

ダルムチップス

封を開けるとすぐにパリッと楽しめるダルムチップスは、ダルムデビューにもおすすめです。

「ダルムを食べてみたいけど、少し抵抗がある」という場合には、ダルムチップスから挑戦してみましょう。

カリカリのチップスは、噛めば噛むほどダルムのうまみが口いっぱいに広がります。

おやつにも、お酒のお供にも最適です。

地場産くるめショッピング / ダルムチップス

ダルムは豚のホルモン!噛めば噛むほどうまみが広がる久留米のご当地グルメを楽しんでみて

ダルムは豚のホルモン(もつ)のため、少しクセのある味わいが特徴の焼鳥ですが、皮はパリッと中はジュワッとした口当たりが楽しく、噛めば噛むほどうまみが広がります。

お家で食べる場合は、下処理をしてから調理して食べるという方法もありますが、臭いが非常に強く丁寧な下処理をしないといけないためあまりおすすめしません。通販で、調理するだけでおいしく食べられる商品を購入すると良いでしょう。

久留米に旅行や出張に行った際は、おいしいダルムが食べられるお店でグルメな夜を楽しんでみてください。

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