片栗粉の選び方
原料の馬鈴薯で選ぶ
片栗粉の原料は馬鈴薯のみです。そのためどんな馬鈴薯を使っているのかが重要です。
国産の馬鈴薯のみを使用したものから、海外の馬鈴薯を使用したもの、輸入品まで、さまざまな片栗粉が販売されています。海外のものを購入する際は、流通ルートやメーカーをしっかり確認しましょう。
用途と容量で選ぶ
片栗粉は、揚げ物の衣としてだけでなく、料理にとろみをつける際にも使用するなど、さまざまな用途があります。
揚げ物に使うときは衣にサクサク感を出すために米粉入りのもの、とろみをつけたいときに使うにはダマになる手間を省くことができる顆粒タイプのものなど、用途によって使い分けましょう。
また、片栗粉は水分を含みやすく高温多湿に弱い性質を持っています。そのため大容量サイズの商品を買ってしまうと使いきれず無駄にしてしまう可能性が高いです。通常料理をする際、片栗粉は少量しか使わないことがほとんどであるため、使いきれる容量のものを選びましょう。
パン粉の選び方
原材料で選ぶ
パン粉は主にパンを原材料に作られています。近年では、米やおからを使用したパン粉も多く見られます。米やおからを使ったパン粉を使うことで、小麦アレルギーの人もパン粉を使うことができるし、サクサク感のある美味しい揚げ物を作ることができます。
特におからを使用したパン粉は、パンを原材料として作られたものより糖質が抑えられるため、糖質制限をしている人にもおすすめです。
添加物の有無で選ぶ
やはり添加物の有無は、どの商品においても気になるでしょう。
パン粉は小麦粉・イースト・食塩の3つのみが主原料のものから、ショートニング・イーストフード・ビタミンCなどの食品添加物が含まれているものがあります。
これらの食品添加物を使用している商品は、コストが下がったり保存期間が長くなるなどのメリットがありますが、添加物の有無が気になる方は、小麦粉・イースト・食塩が主原料の無添加のものを選ぶとよいでしょう。
粗さで選ぶ
パン粉にはさまざまな粗さがあり、粗さによって適した料理が違います。
とんかつやエビフライなど、メインとなる料理にはボリューム感がでる粗目、サイドのおかずになるような食べやすさ重視の料理には中目、小さな串カツのような小さな料理にはパン粉がつけやすい細目など、調理する素材によって使い分けるのがおすすめです。
唐揚げ粉の選び方
味付けで選ぶ
からあげ粉を選ぶ際、やはり最初に味付けで迷うでしょう。好みで選ぶのもよいですが、メニューのバランスや系統で選ぶ手もあります。がっつり食べるなら定番の醤油やガーリック味、和食なら塩味、洋食メニューならフライドチキン風味、たまにはおしゃれにハーブ&ソルト味など、さまざまな味を楽しむことができます。
食感で選ぶ
食感から選ぶのもよいでしょう。やわらかくジューシーなものや、カリっと歯ごたえのあるものなど、人によって好みがありますよね。
カリっとした食感を重視するなら、竜田揚げタイプのからあげ粉がおすすめです。
竜田揚げタイプは揚げすぎると硬くなってしまうことがあるので、揚げ時間に注意しましょう。
原料で選ぶ
からあげ粉には小麦粉を原料としたものだけでなく、米粉や片栗粉のみを使ったものや豆類の粉を使った商品も販売されています。これらは小麦アレルギーの方やダイエット中の方もからあげを楽しめるためおすすめです。
アレルギーだからといって諦めずに、おいしいからあげを堪能できるでしょう。
天ぷら粉の選び方
原料で選ぶ
てんぷら粉は小麦粉がメインのものがほとんどですが、米粉やベサン粉を原料とするものも販売されています。米粉のてんぷらは軽い仕上がりでサクサクの食感を楽しめ、アレルギーやグルテンフリーの方にもおすすめです。
ベサン粉粉というひよこ豆の粉でつくられたてんぷらは、卵を必要とせず、衣が厚めになるという特徴があります。エスニック風に仕上げるのがおすすめの食べ方です。
料理に合ったものを選ぶ
てんぷらは薄衣のもの、厚めの衣をつけるもの、濃い目の味のものなど、さまざまな料理があります。なにに使うのかによって決めるのもよいでしょう。
またてんぷら粉には小麦粉以外にも多くの成分が含まれています。てんぷら粉を上手に活用すると、お好み焼きやピザ生地、スイーツなど、てんぷら以外にも使用できるため、どんな料理を作りたいかを考えててんぷら粉を選びましょう。
飲食店におすすめの粉類の仕入先5選
上記のようにさまざまな粉類がありますが、実際にどこの商品がよいのでしょうか?
飲食店におすすめの粉類の仕入先を5つ紹介します。
株式会社上万糧食製粉所
・こだわりの原材料
・独自製法アルファ化米粉製品
・お客様のニーズに対応した配合・粉砕・加工
株式会社上万糧食製粉所は、米製品や大豆製品など、さまざまな粉類を販売する昭和3年創業の会社です。
美味しさと安心・安全を両立するため、原材料の選定に強いこだわりを持っています。素材そのものの風味を味わっていただきたいという想いを持ち、厳選した原材料のみを使用しています。
長年の研究と独自の製法によるアルファ化米粉製品がおすすめの商品です。小麦粉のパン粉とは異なるサクサク感やヘルシーな点が特徴です。
お客様のニーズや使用用途に合わせて、粉の配合の調整・粉砕・加工を行います。用途に合わせた最適なものにしてくれるため、自社の製造効率の向上を図れるでしょう。
日の出製粉株式会社
・国産原料100%の商品
・肥後のもち米と清例な伏流水を使用した白玉粉
・一貫した品質管理による安心安全とおいしい味
日の出製粉株式会社は、かんざらし粉(白玉粉)の日本三大産地の一つである熊本県小川町小川町にある、白玉粉、きな粉、だんご粉等穀粉製造販売を行う会社です。
「国採りもの語りシリーズ」は、国産原料100%にこだわった商品です。
白玉粉や片栗粉、だんごの粉など、粉の種類はさまざまです。
肥後のもち米と伏流水を使用し、独特な石臼水挽き製法で製造している点が特徴であり、光沢やなめらかな舌触り、弾力性から、様々な料理やお菓子に愛用されています。
公式HPには、白玉粉のレシピを多数掲載しているため、飲食店の方はぜひ参考にしてみてください。
つねに「安心」「安全」「高品質」を心がけ、お客様目線で衛生面・管理面を管理し、安心・安全な商品づくりを支える品質管理体制で美味しさを守っています。
株式会社坂口製粉所
・ISO22000認証取得
・北海道大豆100%のきな粉
・PB商品・オリジナル専用粉の開発
株式会社坂口製粉所は、創業大正11年の北海道の製粉所です。
安全で安心な商品をお届けするため、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000を平成30年3月に取得しています。
代表商品は北海道産大豆を100%使用した「焙煎丸大豆きな粉」です。
大豆の甘さ・香りを最大限に活かした商品で、発売以来親しまれ続けています。
PB商品やオリジナル専用粉の開発など、お客様のニーズに合わせた生産ができます。
自社の使用目的に合わせて注文できるのが魅力です。
奥本製粉株式会社
・湯種パンを簡単に作れる奥本式湯種
・要望や課題に対するきめ細かな対応力
・課題を解決する高い技術力
奥本製粉株式会社は、おいしく、ひと味違う品質とサービスで、食生活に健康と喜びを提供する、小麦粉を中心とした製粉会社です。
奥本製粉オリジナル製品「い~湯だね!」シリーズは、湯種パンを簡単かつ安定的につくることができる奥本式湯種です。もっちり・しっとりとした食感で、小麦本来の甘みと旨味を楽しむことができます。パンを提供する飲食店におすすめです。
専門知識を持った営業担当が、お客様の要望や課題に対し、迅速に最適な提案をします。
自社の商品やメニューにあったものを見つけられるでしょう。
長年培ってきた高い技術力があるため、お客様の要望に沿った製品開発から、製品の安定的な供給ができます。
旭製粉株式会社
・配合実績1500種類以上
・ミックス粉のオーダーメイド
・小ロット200kgから注文可能
旭製粉株式会社は、奈良県桜井市で70年以上にわたり、高品質の小麦粉・ミックス粉づくりに取り組んでいる会社です。
これまで様々な事業形態のクライアント様とともにプレミックス粉の商品開発を行っており、その配合実績は1500種類以上です。
ミックス粉製造を得意とし、ミックス粉のオーダーメイドを行っています。
オーダーメイドのミックス粉を使うことで、他社・他店にはないオリジナルの味をつくることができ、自社の魅力となるでしょう。
大型工場では難しい小ロット生産にも対応しており、200kgから製造可能です。
使いきれない、保存場所がないなどの悩みをもつ飲食店におすすめです。
こだわりの粉類を仕入れ、お店ならではの味と食感を創り出そう
ここまで紹介してきた通り、粉類には多くの種類があり、仕入先によって特徴やこだわりはさまざまです。自社のこだわりに合うものや上記で紹介した選び方を参考に、よりよい粉類を選びましょう。
本記事で紹介した粉類の仕入先で気になるところがあったら、公式ホームページから問い合わせをしてみてください。