近年スーパーフードを始めとする健康食品やヴィーガン食品が注目を集めている中、自社でも健康志向のメニューを開発したいと思う人は増えているのではないでしょうか?本記事では健康志向の食材として注目の高い、麦・はと麦について用途や効果を、おすすめの仕入れ先と併せて紹介します。
麦と小麦の違いは?
麦の粒が大きいのが大麦で、小さいのが小麦のようなイメージを持つかもしれませんが、粒の大きさは関係ありません。一説によると大麦の方が発芽したての段階で大柄に見えるため大麦・小麦と呼び名がついたともいわれています。
大麦と小麦の違いはタンパク質の違いやグルテンの有無にあります。大麦には食物繊維が豊富に含まれ、タンパク質はホルデインが、小麦にはグルテンが含まれています。
麦の主な用途
大麦の主な用途としてはビールやウイスキー、日本では麦焼酎や麦茶、大麦ご飯などが代表的です。また家畜を健康に育てる飼料としても使われており、上質な牛肉を生産する上では欠かせない飼料となっています。
小麦の主な用途
小麦の主な用途は、硬質小麦・中間質小麦・軟質小麦で違います。硬質小麦は粒が硬く、タンパク質を多く含んだ小麦のためパンや中華麺に欠かせない強力粉になります。
中間質小麦はほどほどの肩さえ、タンパク質の含有量は硬質と軟質小麦の中間です。中力粉になりうどんを作るときに使用されます。
軟質小麦は粒が柔らかく、タンパク質の含有量が少ないため、薄力粉になることが多く、ケーキやお菓子に使用されます。
はと麦とは?
日本では主にはと麦茶や爽健美茶の原料として知られていますが、はと麦とはどのような特徴があるのでしょうか?
はと麦はイネ科の穀物で、小麦とは属が違い、ジュズダマ属に分類されます。見た目は小麦よりトウモロコシにちかく、もちもちとした食感で噛み応えがあるのが特徴です。
はと麦の健康効果
はと麦は白米の2倍以上のタンパク質が含まれています。そのためアミノ酸の量も多く、脂質代謝を促すビタミンB群の含有量も多いため、栄養価のバランスが高い穀物です。
はと麦の美容効果
はと麦にはリンパの流れを良くする効果があるため、体内の余分な水分を排出してくれる働きがあります。美容効果としてはむくみの解消が期待できます。またリンパの流れがよくなると、体内の老廃物の排出も促してくれるため便秘解消にも効果が現われます。
またはと麦には角質細胞の代謝を活発にしてくれる「コイクセノライド」や「有機ゲルマニウム」が含まれているため、肌のざらつきや乾燥などの肌荒れの改善も期待できるでしょう。
麦を使った飲食店のメニュー例
麦を使ったメニューとしては小麦を使用したパンが代表的です。また小麦でなくライ麦や大麦を使うことでバリエーションが広がります。他にもパスタやスープに入れることで大麦の風味が効いたメニューを作ることができます。
健康食品として人気のオートミールもおすすめです。オーツ麦、小麦、大麦、ナッツ、ドライフルーツなどを混ぜたグラノーラもヘルシーなメニューとしてよいでしょう。健康志向のお客さんを集めるのには優れた食材です。
はと麦を使った飲食店のメニュー例
はと麦は主食や椀物、副菜など様々なメニューで活躍します。代表的なのははと麦と白米や玄米、黒米と一緒に炊いたはと麦ごはんです。春の季節には七草といっしょにお粥にするのもおすすめです。
またはと麦にはタンパク質が豊富に含まれているため、主菜としても活躍します。豆腐とこねて「はと麦入り豆腐ハンバーグ」にしたり、おからと炒めたり、れんこんの挟み焼なんかにしてもよいでしょう。
麦・はと麦の飲食店の仕入先
麦・はと麦を使ったメニューは様々ありますが、飲食店はどこから仕入れたらいいのでしょうか?定番の仕入先を3つ紹介します。
業務スーパー
業務スーパーなど身近なお店でも麦の仕入れは可能です。ただし取り扱う種類が少なかったり、はと麦を置いていない場合もあるので注意が必要となります。
自然食品の販売店
自然食品の販売店では無農薬・減農薬栽培や有機栽培、自然栽培の商品の仕入れが可能です。オーガニックや健康を意識した料理を提供したいと考えている人はぜひ、自然食品店で仕入れることをおすすめします。
雑穀店
雑穀店の場合、専門として仕入れをおこなっている場合が多いので、豊富な種類の麦のなかから自分に合ったものを見つけられます。またおすすめの麦や料理のレシピなども教えてもらえるかもしれません。
麦・はと麦の仕入先5選
ここまでは麦とはと麦の違いやメニュー例などを紹介してきましたが、実際にどこから仕入れればよいのでしょうか?飲食店におすすめの麦・はと麦の仕入先を5つ紹介していきます。
太陽食品株式会社-国産はとむぎ100%-
- 自然の摂理に従った食
- ハトムギ専門会社として事業を拡大
- 国産ハトムギ100%使用
太陽食品株式会社は創業当時より、ハトムギの健康効果に着目し「発酵ハトムギ酵素」を始めとする、様々なハトムギ製品を開発してきました。2018年には無添加天然酵母、動物性原料は一切使用しない、植物性原料のみを使用したはとむぎパンの販売も開始するなど、事業を拡大しています。
国産ハトムギを100%使用した商品も多く取り揃えており、こだわりはと麦を仕入れたい人におすすめです。
詳細はこちら:ハトムギ・健康食品を通じて社会に貢献する太陽食品株式会社 (taiyosyokuhin.co.jp)
株式会社はくばく-穀物の美味しさを追求-
- 創業以来から麦の会社
- 栽培・収穫・流通いずれの段階でも品質をチェック
- 穀物のおいしさを追求
株式会社はくばくは、創業当初より大麦をはじめとした穀物のおいしさを追求してきました。今や国内の大麦(精麦)の約6割をばくばくが提供しています。
「麦こそ健康の源」と大麦の健康効果を確信して、麦ごはんを食べやすいように取り組んできました。よりよい商品のための原料と環境に一切の妥協をしない、はくばくの麦を試してみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら:はくばく – The Kokumotsu Company (hakubaku.co.jp)
株式会社すずや穀物-豆・雑穀の専門店-
- 豆・雑穀の日本食における地位向上を目指す
- 大麦本来の味が楽しめる
- 豊富な豆・雑穀を取り扱う
株式会社すずや穀物は豆・雑穀の専門店として、販売や普及活動を通して、日本の農業と健康に貢献することを目指しています。豆・雑穀の地位向上だけでなく、「古くて新しい」作物として商品価値の創出に努めます。
取り扱っている豆・雑穀も豊富なので、様々な種類を試してみたい方は一度、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら:豆・雑穀の専門店 すずや by 株式会社すずや穀物 (suzuya-rice.co.jp)
はとむぎの社-健康にも地球環境にも優しい-
- ヴィーガン対応で動物性・化学的な原料は一切使用しない
- 有機はとむぎを自社栽培
- はとむぎ商品の販売や食育を通じて、健康・地球環境について発信
はとむぎの杜は、はとむぎをより多くの方に知ってもらいたいという想いのもと生まれました。使う食材は健康と環境のことを考えており、すべてヴィーガン対応で動物性の原料や化学的な原料を使っていないのが特徴です。
健康にも地球環境にもいい商品を取り扱っているため、健康・環境志向の高いメニューやお店作りを考えている方におすすめです。