チョコレートは仕入先や原料のカカオ豆の種類によって、味や香りが違います。本記事ではチョコレートの選び方や活用法を仕入先7社と併せて紹介します。
飲食店がチョコレートを仕入れる目的は?
デザートなどで使われるイメージが多いチョコレートですが、飲食店はどういったときにチョコレートを仕入れるのでしょうか?
材料として仕入れる
自社で新しいスイーツやデザートのメニューを開発する際に、材料としてチョコレートを仕入れることがあります。シンプルなものを選べば、アレンジもしやすくなるので、お店の技量が試されます。
デザートとして仕入れる
チョコレートをデザートとして仕入れることで、お店で作る時間を減らせます。また高級な物を仕入れれば、一流のパティシエが作ったチョコレートをメニューに加えることができ、それだけでお店の華やかさに繋がるでしょう。
飲食店はチョコレートをどこから仕入れる?
チョコレートといっても市販のものから高級なものまで多くの種類があります。では飲食店はどこから仕入れたらいいのでしょうか?定番の仕入先を5つ紹介します。
業務用スーパー
業務用スーパーは一番身近な仕入れ場所です。大手メーカーのチョコレートは基本的に取り扱っているため、いつでも気軽に調達できます。しかし、既に商品として完成しているものが多いため一からオリジナルのチョコレートを作るには向かないでしょう。
食材卸
卸からチョコレートを仕入れるメリットは、価格の安さです。同じチョコレートでもコンビニやスーパーで購入するより安く済むため、余分なコストをカットできます。
専門卸・商社
商社から仕入れる大きなメリットは、他社の商品・製品を取り扱っているため、幅広い商材の中から理想に近い製品を見つけられることにあります。
メーカー
メーカーから直接仕入れることで、卸よりもさらに安い価格で仕入れることが可能になる場合もあります。また高級なチョコレートやスーパーに並ばないような珍しいチョコレートも仕入れることができるため、色んな種類を扱ってみたい方にはおすすめです。
菓子店
菓子店からチョコレートを仕入れることでベースは既にできたうえで、オリジナルのメニューを作れます。またお得先になることで、店員さんからチョコレートを使ったレシピのヒントを得られるかもしれません。
チョコレートの仕入先の選び方
複数あるチョコレートの仕入先から何を基準に選べばよいのでしょうか?ここで仕入先の選び方について紹介します。
チョコレートの取り扱いで選ぶ
一口にチョコレートといっても市販のものから高級なもの、カカオ含有量の低い物から高いものまでさまざまです。またビスケットやクッキーと組み合わさっているチョコレートもあるでしょう。
自分がどのようなメニューに仕上げたいのか、完成形をイメージしてそれに合うチョコレートを取り扱う仕入先を選ぶといいかもしれません。
ほかの原材料の取り扱いで選ぶ
チョコレートの原材料は主にカカオ豆ですが、カカオ豆も産地によって味も香りも全く異なります。アフリカや南アメリカが主流でしたが、近年では東南アジアでも多く生産されているので、より多くの産地のカカオ豆を扱っている仕入先を選ぶのがおすすめです。
自分のお気に入りのカカオ豆を使ったチョコレートを仕入れられれば、こだわりを持つことができ競合店との差別化にもなります。
OEMに対応しているかで選ぶ
お菓子作りは難易度が高いため、はじめのうちは失敗することも多かったり、製造が間に合わなかったりする場合もあるかと思います。OEMに対応している仕入先を選べば、自社での製造の手間を省けたり、低コストで新メニューをテストすることもできるのでおすすめです。
飲食店におすすめのチョコレートの仕入先7選
ここまでチョコレートの仕入先や選び方について解説してきましたが、実際どこから仕入れればよいのでしょうか?ここでは飲食店におすすめのチョコレートの仕入先を7つ紹介します。
株式会社明治-厳選されたチョコレートを使用-
- 産地別のカカオを愉しめる
- 厳選された材料を使ったチョコレートだけが名乗れる「ピュアチョコレート」
- 芳醇なカカオとミルクの香りが特徴
株式会社明治はあらゆる世代に向けた、商品ラインアップで世界中に「おいしさ・楽しさ・健康・安心」を届けています。明治では高品質で安心安全なチョコレートを仕入れるために、カカオ栽培国まで独自に赴き、生産支援活動も行っています。
カカオ豆の産地ごとに加工方法の特徴を把握し、組み合わせることでバラエティーに富んだチョコレートを作っています。「明治ザ・チョコレート」では産地別のカカオの香味を愉しめるので、お気に入りのカカオを仕入てみれはいかがでしょうか。
詳細はこちら:株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.
株式会社ブルボン-チョコレートを使ったアレンジレシピも公開-
- チョコレートをはじめとする多種多様な商品が特徴
- 商品を使ったアレンジレシピも公開
- 「アルフォート」「シルベーヌ」などのロングセラー商品を提供
株式会社ブルボンは1924年の創業以来、新潟県柏崎市に本社を構え、全国そして世界へお菓子を届けています。業務用としてコロネックキーやチュエルなども仕入れることができるのでお店でデザートなどの飾り付けに仕入れられます。
公式サイトにはブルボンのチョコレートを使ったアレンジレシピも公開されているので、メニュー開発のヒントにすることをおすすめします。
詳細はこちら:ブルボンオンラインショップ (bourbon.jp)
株式会社ロッテ-とろける口どけのチョコレート-
- 現在も人気のロングセラー商品「ガーナミルクチョコレート」
- 芳醇ですっきりとしたカカオ感とミルク感の効いたコクが特徴
- 商品を使った手作りレシピも公開
株式会社ロッテは1948年に創業以来、信頼されるよりよい製品やサービスを目指し、菓子・アイスの製造販売を中心とした事業を展開しています。
グループ会社のダリケー株式会社では、カカオ豆の栽培からチョコレートの製造・販売までを一貫して手がけています。カカオ豆からチョコレートを作る工程を体験するキットもあるので、ぜひ一度挑戦してみることをおすすめします。
詳細はこちら:お口の恋人 ロッテ (lotte.co.jp)
森永製菓株式会社-まろやかなミルクの味わいのチョコレート-
- 世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続ける
- まろやかなミルクの味わいが特徴の板チョコレート
- 国産チョコレートのパイオニア
森永製菓株式会社は1899年の創業以来、日本の人々に栄養価のある美味しいお菓子を届けたい想いのもと、100年を越える歴史を積み重ねています。
代表的な森永ミルクチョコレートは、持続可能なカカオ栽培に貢献することを目的とし、「ココアホライズン」認証カカオを使用し地球に優しいチョコレートを届けています。また国産チョコレートのパイオニアとして、カカオの味わいと繊細なくちどけが特徴的です。
詳細はこちら:森永製菓株式会社 – おいしく、たのしく、すこやかに (morinaga.co.jp)
ゴディバジャパン株式会社-世界で愛され続けるチョコレートブランド-
- 高級チョコレートの先駆け
- 最上級のカカオのみを厳選
- 確かな技術による芸術性の高いデザイン
ゴディバはベルギー・ブリュッセルで生まれ、世界中で愛され続けるプレミアムチョコレートブランドです。高級チョコレートとして一度は耳にしたことがあると思います。
ゴディバはアフリカや南アメリカ、東南アジアなどから最上級のカカオのみを厳選し、最高の技術と最新の注意を払って独自の味を生み出しています。また熟練の職人の手で、新しいレシピや芸術性の高いチョコレートを作っているのも特徴です。ゴディバの最高級チョコレートを仕入れて、特別感を演出しましょう。
詳細はこちら:ゴディバ GODIVA ブランドサイト
ロメロトレード株式会社-高品質カカオ豆とチョコレート-
- 良質なカカオを日本の届ける
- 原料であるカカオから仕入れ可能
- 夢は新潟カカオ計画の実現
ロメロトレードは新潟県で立ち上がり、中米産の高品質カカオ豆とチョコレートの輸入販売を行っています。本来栄養価が高く、様々な楽しみ方ができる高品質カカオ豆を日本に届けるため、カカオの木の育て方からこだわっています。
カカオ豆は品種によって味も香りも違うので、ぜひお気に入りのチョコレートやカカオ豆を仕入れてみてください。本場のカカオ豆にこだわれば、競合店との差別化にもなります。
詳細はこちら:ロメロ貿易 – ロメロトレード (romerotrade.com)
Hareto-Keto-生のカカオ豆を使う、ローチョコレート
- 酵素が生きたローチョコレート
- オーガニック認証取得済みのエシカルなカカオ
- 生のカカオ豆をつかい、低温調理で手作り
Hareto-Ketoはローチョコレートを製造しているブランドです。通常のチョコレートはカカオ豆を焙煎して使いますが、Hareto-Ketoでは健康の観点から生のカカオ豆を使い、低温調理で手作りしています。
これによりビタミンやミネラル・酵素などの栄養素がぎゅっと詰まったサプリのようなチョコレートができあがります。次世代の健康食品として、海外セレブを中心に多くの注目を集めています。一風変わったチョコレートを仕入れてみたい人は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
材料にも、デザートにも!こだわりのチョコレートで飲食店として一歩リードしよう
チョコレートは他のメニューの材料にもなれば、デザートにも使うことが可能です。だからこそカカオ豆から選んだこだわりのチョコレートに出会うことができれば、競合店との差別化にも大きく繋がります。ぜひお気に入りのチョコレートを見つけてみてください。
本記事で紹介したチョコレートの仕入先で気になるところがあったら、公式ホームページから問い合わせをしてみてください